2015年4月30日〜5月11日
あらすじ
サーバルたち一行の前に現れたマルタタイガーのルター。
彼女から、とある頼まれごとを持ち掛けられる。

何やら急がなければならない事情があるようで……?

伝説のバラ探し

【背景:広場】
???
「少し、出かけてくるよ」
???
「お一人で、ですか?」
???
「うん、すまない。
 少しの問、寂しい思いをさせてしまうね 」
???
「ふふ、大丈夫ですよ。
 “約束の時問”までには戻ってきてくれるのでしょう?」
???
「もちろん。
 絶対に遅れはしないよ」
???
「分かりました。
 気をつけてくださいね」
???
「ああ。それじゃあ、
 ジャパリカフェで、ね」
???
「ふふ、それでは……
 私はケーキを焼いていきましょう」
???
「……あら?
 お砂糖がないですね……イチゴも……生クリームも……他にも
 ……」
???
「そういえば、大きなお皿もありませんでした。
 ……どうしましょう?」

ーーーーーーーー
【背景:平原】
サーバル
「あれ?ルターだ」
パークガイド
「ルターさんってマルタタイガーのルターさんですか!?
ルター
「おや、サーバルとガイドさん。
 ごきげんよう」
パークガイド
「わわ、感激です一一!
 マルタタイガーさんは、その存在が幻とまで言われているけも
 のさんなんです!」
パークガイド
「この特徴的な毛色からブルータイガーと呼ばれることもありま
 す。アモイトラさんの変種だとされており一一」
サーバル
「ちなみに、ルターは
 ゴールデンタビータイガーのルビーと一緒に住んでるんだよ」
パークガイド
「ゴールデンタビータイガーさんと一緒に……!
 なななななんということでしょう!!」
パークガイド
「こちらも非常に珍しいけものさんなんです! ベンガルトラさ
 んの変種で、ベンガルトラさんより縞が薄く、その毛色は淡め
 のオレンジ色。まさに金色のトラさんとーー
ルター
「ふふ、ガイドさんは大仰だね。
 私たちは他の虎と変わらない、
 ただ少し外見が違うだけさ」
サーバル
(そういえば、ルターとゴールデンタビータイガーのルビーは、
 特別扱いされない『普通』に憧れてるんだよね……)
サーバル
「ところで、ルターはどこに行くの?」
ルター
「ああ、実は『伝説のバラ』を手に入れようと思ってね」
サーバル
『伝説のバラ』!?
ルター
「咲いてから数時間だけ青色に輝くバラがあるんだ」
サーバル
「輝く、バラ……それ、私も見たい!
 ねえねえ、 トワ、ルターのお手伝いしよう!」
ルター
「助かるよ。
 なにせ、全て時間との勝負だからね」
ルター
「まずは、伝説のバラの咲く場所を知る
 けものの元へ急ぐとしよう」

伝説のバラ探し−2

【背景:黒】
「〜イリエワ二の日記〜
 かわいいあの子からのお・ね・が・い、それは
 朝までにオーブンを直して! というものだったわ」
「でも、オーブンを直すのに大分苦戦中。
 時問がないのに、じれったいわね!」

【背景:カフェ】
店員(リオ)
「ど、どうでしょう。オーブン、直りそうですか……?」
ヤブワラビー
「難しそうでございますね。ウンともスンとも言いません……」
ワニガメ
「こういうのは大体叩けば直るって!
 それじゃ早速、でりゃ一!」
ヤブワラビー
「ワンツージャブからの
 ストレートはおかしいでございましょう。
 オーブンが少しヘコみましたよ?」
イリエワニ
「そうよ、小細工はいらないわ」
イリエワニ
「これで決めるわよ!
 イリエ式シャイニングアッパー!
ヤブワラビー
「アッパーは大技過ぎでございます」
ワニガメ
「よっしゃ! 俺も続くぜ!」
ヤブワラビー
「おやめになってください」
ヤブワラビー
「お二人とも、機械を殴るのはいけません。
 せめてこの様にシャドーボクシングで止めておくのが……
 あつ 」

ガンッ!
イリエワニ
「……今まで一番いい一撃が入ったわね。
 脳に響くような痛快な音、忘れられそうにないわ〜」
ヤブワラビー
「こ、壊れておりませんでしょうか?」
ワニガメ
「……いや、むしろちゃんと使えるぞ?
 今の一撃で直ったんじゃないのか?」
ヤブワラビー
「ま、まさかそんなことが……?」
イリエワニ
「まあまあ、直ったんだからいいじゃない!
 それじゃ最後の仕上げに、今の音で集まってきたセルリアンを
 倒しましょう」
ヤブワラビー
「……このモヤモヤを晴らすためにも、
 全力でいかせていただきます」

伝説のバラ探しー3

【背景:黒】
「〜ヤブノウサギの日記〜
 ある子から相談を受けて、
 お皿を作ることになったよ」
「納期は明日までだけど、すぐに作っちゃおう。
 ……ふふ、早く終わらしてユキウサギちゃんに会いに行こう」

【背景:広場】
ヤブノウサギ
「それじゃ早速お皿を作っていこう」
ナマケモノ
「お一」
ヤブノウサギ
「まだ時間はあるし、
 先にユキウサギちゃんが喜び喚いてくれるようなお皿を作ろう
 かな、ふふ……」
ナマケモノ
「がんばる一……」

ーーーーーーーー

ー数時間後ー
ヤブノウサギ
「……うん、できた。
 この前、私と勝負して負けた時のユキウサギちゃん“人形”。
 泣き顔、かわいい……ふふふ」
ヤブノウサギ
「ユキウサギちゃん、気に入ってくれるかなあ」
ナマケモノ
「ど一?お皿できた一?」
ヤブノウサギ
「……。
 お皿、つくるの忘れてたよ。
 ていうかナマケモノちゃん、どこに行ってたの……?」
ナマケモノ
「ん一、その辺散歩してた一……
 ヤブノウサギちゃん、やる気満々っぽいから
 任せとけばいいかなーって思ってー」
ヤブノウサギ
「そう……それは、私が悪いのかな……?
ヤブノウサギ
「や一、なんかごめん一……
 それじゃあ、二人で急いで作ろうか」
セルリアン
「ーーー!」
ヤブノウサギ
「セルリアン出ちゃったね」
ナマケモノ
「よーし、じゃあ、
 ヤブノウサギはセルリアンを倒して、お皿を作って。
 その間、私はセルリアンを倒さず、お皿作らないでいるから」
ヤブノウサギ
「ふふ……息をするように怠けようとする……。
 さすがナマケモノちゃん」

伝説のバラ探しー4

【背景:黒】
「〜サーバルの日記〜
 マルタタイガーのルターの
 『伝説の青バラ』探しをお手伝い!」
「咲いてから数時間で枯れちゃう
 お花だって話だから、急いで見つけなくちゃ!
 でも、なんでルターはお花を探してるんだろう?」

【背景:河】
サーバル
「そういえば、
 今日は親友のルビーと一緒じゃないの? 」
ルター
「ああ、別行動なんだ。
 今日は、ね。行き先も告げずに出てきたよ」
サーバル
「そ、そうなんだ。
 (いつも一緒のふたりが別行動なんて……
 喧嘩でもしたのかな?)
ルター
「さて、このあたりでニシツノメドリのパフィンと合流する手は
 ずなんだが……姿が見えないな」
ルター
「彼女が伝説の青バラが咲く場所を知ってるんだ。
 何としてでも見つけないと」
サーバル
「……あれ、これなんだろう?お菓子のかす?」
ルター
「これはーーお手柄だよ、サーバル。
 それを辿れば、パフィンに会えるはずだ」
パークガイド
「あ、ホントです!
 お菓子のかすの先にパフィンさんがいます! 」
サーバル
「うーん、セルリアンと遊んでる……?」
ルター
「いや、違うな。
 お菓子のせいで、襲われているみたいだ。
 急いで助けよう、トワ」
パフィン
「私の幸せを!
 私のお菓子を取ろうとしないでくださーい!」

伝説のバラ探しー5

【背景:黒】
「〜ノロジ力のノ口の日記〜
 今日は、困ってるあの子のために牛乳を取りに来たのぉ〜」
「それでそれで、リュウキュウイノシシのヤマンシーちゃんと牛
 乳は無事にゲットしたの〜。
 後はぜーんぜん急がなくても間に合っちゃうよぉ〜

【背景:平原】
セルリアン
「ーーー!(ズドドドド)」
ヤマンシー
どうして!
ノロ
こうなったの〜!
ノロ
「もう、セルリアンは追ってきちゃだめなの〜!
 ヤマンシーちゃん、
 そのハンマーで何とかして〜」
ヤマンシー
「そ、そんなこと言っても一……。
 私にとっては持ってると落ち着く、お守り的な存在なんだよ一」
ノロ
「いつもそのハンマーで攻撃してるくせに〜.……」
ヤマンシー
「ノ口だってーそのスピアーみたいなの使ってよ一」
ノロ
「そ、そんなこと言っても〜……。
 ノ口にとってはいつも側にいてくれる、友達みたいなものなん
 だよ一」
ヤマンシー
「友達を使って攻撃してるの一……?」
ノロ
「……きゃう!こ、こけちゃった〜!?
 どどど、どうしよう〜!」
ノロ
「うえーん!
 置いてかないで一!」
ヤマンシー
「ノ口!?……こ、こうなったら、
 腹をくくるしかないよ一!
 ほら、ノ口立って? 」
ノロ
「あ、ありがとう〜!
 ……ノ、ノ口も頑張るよぉ〜!」
セルリアン
「ーーー!(ズドドドド)」
ヤマンシー
「怖いけど、やるよ一!」
ノロ
「牛乳は絶対届けるんだからぁ〜!」

伝説のバラ探しー6

【背景:黒】
「〜ヒッパリオンの日記〜
 今日は山を感じに行くついでに野いちごを取りにきたんだ。
 ある子に頼まれてね」
「だが、山と語らってたら時間がなくなってしまった。
 口スチャイルドキリンの口スっち君と、急いで野いちごを取ら
 ないとね」

「背景:森林】
口スっち
「もうーヒッパリオン、山好きすぎ一
 急いでるんだから寄り道しちゃダメじゃーん」
ヒッパリオン
「寄り道?
 山が僕に語りかけてきたから、無視するわけにはいかなかった
 だけさ。山ソムリエとしてはね。そもそもーー」
口スっち
「ストップストップー!
 今はさ一?急いで野いちごを見つけないとだからっ!」
ヒッパリオン
「野イチゴなら、もう少し先に行ったところにあるはずさ」
口スっち
「……あ、ホントだ一。
 きゃ一!
 この野いちごキラキラしてて私に似合いそう! 」
口スっち
「これも、これも、これもみんなキラキラー!
 宝石みたいで私うっとり……」
ヒッパリオン
「シッ……静かに」
ロスっち
「急にどうしたの?」
ヒッパリオン
「感じないかい……?
 この山のバイブレーションーー
 山の鼓動。大いなる揺れを」
口スっち
「ええ一?
 意味わかんないな一」
セルリアン
「ーーー!(ブルンブルン)」
口スっち
「山の鼓動なんかじゃなくて
 セルリアンの群れじゃん一!
 も一、こっちは急がなきゃいけないのに一!」

伝説のバラ探しー7

【背景:黒】
「〜サーバルの日記〜
 『伝説の青バラ』の咲く場所を知ってるっていう
 パフィンと合流しようとした私たち」
「見つけたパフィンはセルリアンに襲われてたけど、無事救出に
 成功! そのまま案内してもらえることになったんだ」

【背景:森林】
パフィン
「さて、ここが伝説の青バラが咲く場所です一!」
パフィン
「伝説の青バラの他に普通の青いバラもありますが、
 どちらも枯れやすいから気をつけてください一」
サーバル
「うわあ、すごい崎麗!
 青バラの花畑だ一!お花可愛い〜!」
パークガイド
「パフィンさんも可愛いです〜。こんなに小柄なパフィンさんで
 すが、なんと水深50m以上も潜ることができたり、意外とパ
 ワフルな一面もあるんですよ〜」
サーバル
「ガイドさん、解説はあとでいいから!」
ルター
「ん、あの青く輝いているバラは……もしかして」
パフィン
「あれこそが、ジャパリチップスをお腹一杯食べた時に匹敵する
 ほどの美しさをもつ、伝説の青バラですよ一!
サーバル
「本当に青く光ってて、綺麗……。
 パフィンが絶賛する気持ちもわかるね。
 たとえは独特すぎて、よくわからないけど……」
ルター
「ああ。これがあればルビーも喜んでくれるはずだ 」
サーバル
(……ルビーが喜ぶものを探してたってことは、
 やっぱり喧嘩したのかな。
 仲直りできるといいけど……)
パフィン
「あ、ルターさん!
 後ろからセルリアンがっ!」
ルター
「戦いは望むところではないのだけどね……。
 急がなければならないんだ。
 今ばかりは、邪魔しないでもらおうか」

伝説のバラ探しー8

【背景:黒】
「〜コクチョウの日記〜
 今日はある方に頼まれてお砂糖を取りに来ました。
 でも、あまり時間がないとのこと。急がないと……」

【背景:山頂】
コハクチョウ
「よいしょっ、よいしょっ。
 お砂糖、こぼさないようにしないとですっ!
 でも急がきゃいけないんですよね……」
コクチョウ
「焦らないでくださいね。
 結構急いでますから、このままいけば問に合います。疲れたら
 代わるので、言ってくださいね」
ショウジョウトキ
「ショウジョウトキにも頼っていいですよ?(ドヤァ)」
コクチョウ
(何もしてないのにふんぞり返ってます……)
セルリアン
「ーーー!」
コハクチョウ
「セ、セルリアンがこっちに来ました!」
ショウジョウトキ
「ショウジョウトキの、
 鮮やかな赤に惹かれましたね!」
コクチョウ
「(なんで自慢げなんでしょうか……?)
 とにかく逃げましょう」
コハクチョウ
「わわ、前からもきましたーっ!
 もうダメです一!?」
コクチョウ
「落ち着いてください。
 三人で力を合わせれば、大丈夫なはずです」
ショウジョウトキ
「こんな時こそショウジョウトキの出番ですよ。
 ピンチをチャンスに変える、
 トキよりも役に立つ歌を歌いますって! 」
コハクチョウ
「そうですね、コクチョウさん。
 私、頑張ります!ここでくじげたら、タマちゃんさんのよ
 な、パワフルな人になれませんから! 」
ショウジョウトキ
「その意気ですよ。
 前に道がなくても気にしないのがいいんですって。
 目立てればそれで!(ドヤァ)」
コハクチョウ
「はい、目立ちます!
 たくさん目立って、自分を変えます!」
コクチョウ
(お砂糖は...!?)

伝説のバラ探しー9

【背景:黒】
「~ヤブワラビーの日記〜
 本日はある方からお願いされ、
 メレンゲ作りをする予定でございます」
「急いでいるようですから、
 なるベく早く作らなければなりません。
 なのですがーーー」

【背景:カフェ】
ワニガメ
「うおおおおお!
 メレンゲだがゲレンデだが知らねえが、
 億様の拳ーつで作ってやるぜ!」
ヤブワラビー
「だからちゃんと道具をお使い下さいませ。
 拳でかき混ぜるのは禁止でございます」
ワニガメ
「おいおい。常に必要とされてるもんなんだ?
 そう、パワーだろ?」
ヤブワラビー
「メレンゲ作りに過剰なパワーは必要ありません。
 あと、道具をあ使いくださいませ」
イリエワニ
「ちょっといいかしら?」
ヤブワラビー
「今度はイリ工ワ二様でございますか?
  大方、上手く泡立たないとかそんな感じ...…」
イリエワニ
「メレンゲ、なくなっちゃったの」
ヤブワラビー
「何故でございますか」
イリエワニ
「普通にかき混ぜてただけよ?
 私が出せる最速でね」
ワニガメ
「さすがイリ工ワ二だぜ !
 俺様も負けてらんないな!」
イリエワニ
「ワニガメちゃんに私が追い抜けるかしら。
 楽しみしてるわよ?」
ワニガメ
「おうよ、最速レコード、作ってやるよ!」
ヤブワラビー
「作るのはメレンゲだけでお願いします。
 ……そういえば、先ほどジャパリ力フェの周りにセルリアンが
 おりました」
ヤブワラビー
「ちょっと追い払ってきてくれませんか?
 追い払った後はちゃんと帰ってきてくださいませ」
ワニガメ
「おう、任せな!」
イリエワニ
「あの二人の邪魔はさせないわよ」
ヤブワラビー
「……いきましたか。大分時間を取られましたし、
 今の内にさっさとメレンゲを作ってしまいましよう」

伝説のバラ探しー10

【背景:黒】
「〜パフィンの日記〜
 ルターさんに頼まれて、青いバラの花畑へご案内しました!」
「セルリアンに邪魔されたりもしたけど、
  無事にお目当ての『伝説の青バラ』も
 見つける子とが出来ました!」

【背景:森林】
パフィン
「伝説の青バラ……おいしそうですね (じゅるり)」
ルター
「すまないがこれは譲れないよ。
 お話びと言ってはなんだけど、
 このジャパまん・ローズ味をあげよう」
パフィン
「おっヘーなのれふ!(モグモグ)」
サーバル
「はやっ!」
ルター
「咲いてから時間が経っている。
 この伝説の青バラは、もうじき枯れてしまうだろう。
 急いで戻らなくては」
パークガイド
「待ってください! セルリアンの反応があります!
 この反応は、強敵です!気をつけてください!」
サーバル
「ええー!?
 こんな時に……もう間に合わない〜 !
 バラが活れちゃうよー!」
ルター
「いや、大丈夫。
 このバラは枯れる前に、必ずルビーへ届けるさ」
ルター
「あまり好きな呼ばれ方ではないが……
 “奇跡の獅子”の二つ名は、伊達ではないんだよ」


ーーーーーーーー
【背景:黒】
「〜ルターの日記〜
  伝説のバラを見つけ、輝いている内に、
 ルビーがいるジャパリカフェにつくことができた」
「 この大切な日に、
 特別な花を持ち帰ることが出来て、本当に良かった」

【背景:カフェ】
ルター
「ただいま、ルビー」
ルビー
「おかえりなさい、ルターさん」
サーバル
「あれ、なんだか普通に仲が良さそう……。
 喧嘩してるわけじゃなかったんだ、よかった〜」
パークガイド
「ゴ、ゴールデンタビエータイガーのルビーさんと
 マルタタイガ一のルターさんのツーショット……!
 私、感動で胸がー杯に……」
ルビー
「ガイドさん? ええと……」
サーバル
「あ、気にしないで! いつものことだから。」
ルター
「ルビー。
 この輝く青バラを受け取ってほしい」
ルビー
「まあ、とてもキレイな花ね。」
ルター
「ああ。
 君と出会えた日に、どうしてもこの花を贈りたくてね」
サーバル
「……あ、やっとルビーに渡せたと思ったら枯れちゃった……」
ルター
「時間切れか」
ルビー
「特別な奇跡は一瞬、でもその真の美しさは永遠です。
 二人が出会えた日を象徴する花ーー
 私はその美しさを忘れることはないでしょう」
ルター
「喜んでもらえたようだね」
ルビー
「ええ、とても。
 そうそう、私はちょうどケーキを焼いていたの。
 お返しというわけではないですが、食べてもらえますか?」
ルター
「もちろんだよ」
ルビー
「色々とトラブルがあって……間に合わないかと思ったのだけれ
 ど。皆さんが協力してくれたおかげで、こうして食べてもらう
 ことができました。お味はいかがかしら?」
ルター
「うん、美味しいよ。
 君の作ってくれたものだから、というのもあるけれど、皆の優
 しい気持ちのおかげでもあるんだろうね」
ルビー
「皆さんと賑やかに作ることが出来て
 本当に楽しかったですよ」
ルター
「私もさ。
 少々慌ただしくはあったけれど、
 トワたちと、楽しい思い出を作れた」
ルビー
「ふふ、この記念日は
 もっと大切な日になりましたね」
サーバル
「今日はルターとルビーが、
 初めて会った日だったんだね」
パークガイド
「なるほど、だからルターさんはあの伝説の青バラを取りに行っ
 たんですね」
パークガイド
「青いバラの花言葉は『奇跡』、『神の祝福』……
 確かに、その存在自体が奇跡的であるおふたりの出会った日に
 はピッタリです。」
「 そして、ルビーはそれを察してケーキを焼いて待っていたんだ
 ね。お互いを理解しあってて、素敵な関係だね!」
ルター&ルビー
「(君に)(あなたに)
 出会えた特別な奇跡に、感謝を」

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