★未チェック

1-旅の始まり

背景:平原

「〜ミライ(パークガイド)の日記〜
 ○月×日、トワさんをジャパリパークへご招待しました。初め
 てのガイド、頑張らなくては!」
「着いて早々にモンスターと遭遇するというトラブルはありまし
 たが、サーバルさん達と一緒に、これを見事に撃破することに
 成功ーー」
「無事、私たちはパークの旅をスタートさせることが出来たので
 した」

パークガイド
「さて、これからトワさんが色んなけものと出会い、友情を深め
 ていけるよう、私が誠心誠意、パークをご案内してまいります!」
パークガイド
「まずは、この草原エリアからパークを巡っていこうと思うので
 すが……」
サーバル
「なら、私と一緒にカラカルへ会いに行かない?」
パークガイド
カラカルさんですか!
サーバル
「うひゃあ!?
 そっか、ガイドさん、まだ会ったことなかったっけ?」
パークガイド
「はい……お恥ずかしながらパークに来て日が浅く、まだお会い
 してない方が多いのです」
パークガイド
「そのため、カラカルさんについても資料を通してしか知らない
 のです。ですから、ぜひお会いしたく……!」
サーバル
「ふふ、特に急ぐこともないんでしょ?
 だったら、一緒にカラカルのところまでレッツゴー!」
パークガイド
「トワさん。道中にはたくさんのモンスターがいます。パークの
 治安を守るため、これらを倒して進んでいきましょう!」

???
「あのお守り、間違いないわ。
 ……やはり、このジャパリパークへ来たのね」
???
「トワ……。
 あなたのこと、見極めさせてもらうわよ」

2-最初のこと

パークガイド
「そういえば、トワさん。
 このパークに来た経緯は思い出しましたか?」
パークガイド
「ジャパリパークへご招待するため、私はジャパリバスと共にト
 ワさんに会いに行きました」
パークガイド
「そして、私は、あなたに『けものはお好きですか?』と問いか
 けたのです」
パークガイド
「あなたは、その問いに答え、ジャパリバスへ乗った。
 突然のことだったのにトワさんは、とても落ち着いていました」
パークガイド
「もしかしたら、心のどこかで、こんな日が来ることを知ってい
 たのかもしれませんね」
サーバル
「ふっふっふ。もしくは、ガイドさんが美人だから、トワは見惚
 れてボーッとしてただけだったりして」
パークガイド
「び、美人じゃないですよー!」
サーバル
「えー、美人だと思うけどなぁ」
パークガイド
「だって、私、けも耳も尻尾もないですし、モフモフもしてなけ
 れば翼もないですし……!」
サーバル
「ガイドさんの美的感覚って……」

???
「……パークガイドは、変な人、と。
 でも、これ、私が収集すべきデータかしら……」
???
「あ、先に進むみたいね。
 ……気づかれないように着いていくのは骨が折れるけど、仕方
 ないわね」


3-パークのすごいとこ


パークガイド
「トワさん。
 ジャパリパークには、世界中の様々なけものが集められており、
 アニマルガールとして暮らしています」
パークガイド
「中には大変貴重なけものも多数居るのです。そう、例えば― 」

バーバリーライオン
「サーバル。お前はトラブルメー力一なのだから、何事も慎重に
な」
サーバル
「バリーちゃん、いっつもそれを言う一」
バーバリーライオン
「いや、何度言っても治らんからなのだが……」
パークガイド
「あちらに居るバーバリライオンさんは、かつて地球上から姿を
 消した、とされるくらい、お会いするのがとっても難しい方な
 のです」
パークガイド
「こうした方と出会える上にお話まで出来ちゃうなんて、このパー
 クは本当に素敵ですよね……!」
パークガイド
「うふふ一、あは一」
サーバル
「トワ。
 っちゃうけど、気にしないで大丈夫だよ」
サーバル
「慣れると楽しいけどね」
パークガイド
「し、あ、わ、せ、です一」

ーーーーーーーーーーーーー

アフリカゾウ
「あ、サーバル!この前、言ってたゲームを貰ってきたよ一!
 一緒にやろ一?」
???
「…………イカナクテハ」
アフリカゾウ
「あれれ?おーい!サーバルー!?」

4-危険の名はセルリアン


パークガイド
「トワさん。
 モンスターについて、もう少しお話しておきましょう 」
サーバル
「ガイドさん、真剣だね!」
パークガイド
「ええ、このパークを巡る上で、とても重要なことですからね。
 力も入ります」
パークガイド
「トワさん。
 モンスターについては……何も分かっていません」
サーバル
「……」
パークガイド
「何も分かっていません」
サーバル
「…………モンスターについて、お話してくれるんだよね?」
パークガイド
「はい、“何も分かっていない”という事をお話させていただき
 ました」
サーバル
「とんだ期待ハズレだよっ!」
パークガイド
「す、すみませんっ!
 パークでは総力をあげて調査を行っているのですが、未だ有用
 な情報は得られていない状況なのです……!
パークガイド
「ただ、多種多様な個体があり、それぞれに特性があることは分
 かってきてはいます」
パークガイド
「そして、得られた特徴より、私たちはこのモンスターたちを
“セルリアン”、と呼称しています」
サーバル
「そういえば、力ラカルが前、そんな風に呼んでたような……」
パークガイド
「はい、最近ではセルリアンと呼ばれることの方が多いですね。
 あ、そうそう、私の眼鏡には解析機能が付いているので、わか
 った事はお伝えしますね!」
パークガイド
「まだ不完全なので、解析できないことも多かったりしますが…」
サーバル
「その“期待ハズレ”感、はわざとやってるの……?」

ーーーーーーーー

偽サーバル
「…シッテイル、ニオイガ、スル…………」
偽サーバル
「……コレハ……さーばるノ、キヲク……?」

5-お守りの匂い

「〜サーバルの日記〜
 0月×日、パークに新しいお客さんがやってきた!嬉しい!
 トワっていうんだよ!」
「トワは、すごくて
 お守りの力で私たちをパワーアップさせるの!
 それに、なんだか懐かしい匂いがするんだよね……」


サーバル
「ねえねえ、トワ。
 そのお守りを、いつどこで手に入れたか思い出した?」
サーバル
「『大切な誰かを思い出しそうだけど、少し悲しくなる』……?」
サーバル
「そっか……ん一、なんだか不思議な感じだね」
サーバル
「……くんくん。くんくん。
 あ、ごめんね!なんとなく、そのお守りから懐かしい匂いが
 して……」
サーバル
「もしかすると、そのお守りをくれたのは、私がこのパークで出
 会ったことがある誰かかもね!」
サーバル
「パークを巡ってたら、いつか出会えるかもしれないよ!」
パークガイド
「ところで、サーバルさん。今、私たちが会いに向かっている力
 ラカルさんとは仲がよろしいのですか?」
サーバル
「うん、仲良しだよ!大切なトモダチなんだ!」

ーーーーーーーー

カラカル
「ふああ、よく寝た。ん一、やっぱり昼寝は最高だわ.
「……少し、お腹減ったわね。あ、そういえば、ジャパリまん
 じゅうがあったっけ……」
偽サーバル
「……?」
カラカル
「……ん
 ……サーバル?
 って、なんか様子が変ね?」
カラカル
「あ一、まあ、変なのはいつもの事か」
偽サーバル
「……ソレハ……マンジュー……?
 ソレヲ、シッテイル……」
カラカル
「……?って、ちょ、ちょっと、なによー……?
 きゃ一一一一!?」

6-妙な胸騒ぎ


パークガイド
「このパークに集められたけものが、女の子の姿になったのは突
 然でした」
パークガイド
「私たちが“砂の星”(サンドスター)、と呼んでいるものが原因
 と言われていますが、詳しいことは何も分かっていません」
パークガイド
「でも、こうしてお話が出来るようになったのは、ただただ喜ば
 しいことですよね!」
サーバル
「初めて会って話した時、ガイドさんずっと興奮しっぱなしだっ
 たもんね」
パークガイド
「だって、資料やモニター越しでしか見たことがなかった皆さん
 とお会いできた上、お話までできるなんて本当に夢のようで…
 っ!」
サーバル
「ふふ、私もパークスタッフやお客さんとお話ができるようにな
 って嬉しいんだよ!」
パークガイド
「好きな食べ物をお願いしたり、漫画やゲームを楽しめるように
 もなりましたものね」
サーバル
「そ、それだけじゃないもん!
 お話できるだけで楽しいのっ!」
サーバル
「……確かにジャパリまんじゆうは好きだけど……」
パークガイド
「ふふ、特製のジャパリまんじゆうはパークを訪れる方だけでな
 く、皆さんも大好きですものね」
サーバル
「トワ。管理センターがある街に行ったら、お土産に買ってきて
 ね!」

ーーーーーーーー

???
「それにしても、草原工リアは隠れる場所が少なくて尾行しにく
 いわね
 私の役目は、トワたちを影から見守ることなのに……」
???
「しばらくは放っておいても大丈夫そうだから、少し先回りして
 おこうかしら―妙な胸騒ぎもするしね……」

7-ガイドですもの


パークガイド
「草原エリアは、地球上の平原に住む様々なけものが過ごしやす
 い環境をほぼ完ぺきに再現しているんですよ」
パークガイド
「草原地帯に住むけものの多くは、外敵に襲われないためや、固
 い草を消化する消化器官の発達により、大きな体を持つ傾向に
 あります」
パークガイド
「また、草原は森などと違って隠れる場所が少ないので、素早く
 走れるように足が長いのも特徴ですね」
サーバル
「……ガイドさんが、ガイドさんっぼい!」
パークガイド
「私も新米とはいえ、ジャパリパークのパークガイドですから
 ね」
パークガイド
「って、今、さらっと悲しい驚き方をされたような気がします…
 …!」
サーバル
「私、パークの草原エリアと都市部以外は、あんまり行ったこと
 がないんだけど他のエリアも同じような感じなの?」
パークガイド
「はい、森林エリアや水辺エリア、雪原エリアなど様々なエリア
 があり、皆さんの過ごしやすい環境となっています」
サーバル
「へえ、楽しそうー・…私も行ってみたいなあ」

ーーーーーーーー

カラカル
「……はあ……サーバル、一体どういうつもりだったのかしら。
 私を襲撃するなんて……」
カラカル
「…………そんなに、アレが欲しかったの?
 そんなことで私を……トモダチだと思ってたのに……」

8-仲良しアニマルガール

パークガイド
「パークにいるアニマルガールたちは元になっているけものと違
 い、他のけものを狩ったりはしません」
パークガイド
「おかげで皆さん仲良く暮らすことができているんですよ。
 ちょっとした喧嘩くらいはあるみたいですけどね。」
パークガイド
「例えば、あんな風にー」

サーバル
「も一、ヒョウが怖い怪談話をするから、夜が怖くなっちゃった
 よっっ!私、夜行性なのにっ!」
ヒョウ
「あははは、ごめんごめん。そんな怖がってもらえるとはなあ」
クロヒョウ
「ごめんな、ヒョウお姉ちゃんがごめんなっ」
ヒョウ
「サーバルは本気で怖がってくれて、かわええなあ」
サーバル
「は、反省の色が見えないよっ!
 でも、可愛いって言われて、ちょっと嬉しい私がいる一!」
パークガイド
「ジャパリパークは今日も平和ですね」
パークガイド
「さて、サーバルさんが言うには、そろそろ力ラカルさんがいら
 っしゃる場所に着けそうです。楽しみですねっ!」

9-カラカル怒ってる?


サーバル
「いつも力ラカルが居るのは、この辺りなんだけど……
 あ、居た!
 おーい、力ラ力ルー!」
カラカル
「…………サーバル。のうのうと、また来たわね。
 私に何か言うべきことがあるんじゃない?」
パークガイド
「な、なにか怒ってるみたいですが……。
 サーバルさん、力ラカルさんを怒らすようなことに思い当たり
 は……?」
サーバル
「え、な、なんだろう?何がバレたんだろう?」
パークガイド
「思い当たりが沢山あるのですね……」
カラカル
「……そう、しらばっくれるのね」
パークガイド
「あ、カラカルさんが走り去ってしまいました……」
サーバル
「ま、待って一!何に怒ってるのー!?」
パークガイド
「トワさん。
 何か様子がおかしいですね……追いかけて確かめましょう!」

10-泣いちゃうよ!


「〜ミライ(パークガイド)の日記〜
 サーバルさんの親友である力ラカルさんに会いに来た私たちで
 したが、力ラカルさんのご様子がなにやらおかしい……?」
「力ラカルさんは、サーバルさんにお怒りの視線を向けてから姿
 を消してしまいました」
「姿を消す前、力ラカルさんが言った『また来たわね』という言
 葉が気になります……。一体、力ラカルさんに何があったので
 しょうか?」

サーバル
「待って一!」
サーバル
「何にそんなに怒ってるの!?
 借りた服にお醤油こIましたこと!?
 それとも、借りてた本にケーキを落としちゃったこと!?」
カラカル
「ちょっ、それ初めて聞いた!
 っていうか、言いなさいよ、そういうのはすぐに!」
サーバル
「えーっ、じゃあ、何でそんなに怒ってるの?
 逃げないで教えてよ一!」
カラカル
「しらじらしいわね……あんなことしておいて」
サーバル
「ううう、『あんなこと』って何ぃ?わからないよお〜」
パークガイド
「トワさん。サーバルさんが号泣3秒前です…… カラカルさ
 んを追って、詳しく話を聞きましょう!」

11-カラカルの誤解


パークガイド
「ようやく追いつきました!
 カラカルさん、ワケを話してください」
カラカル
「さっき、私はサーバルに襲われたのよ!
サーバル
「え、ええっ!?」
カラカル
「さっき―私は木の上でのんびりと至福のヒトトキを過ごして
 いたわ」
パークガイド
「トワさん。
 サーバルさんや力ラカルさんは夜行性なため、昼問は木の上や
 茂みの中などでお昼寝していることが多いんですよ」
カラカル
「この人、微妙にやりづらいんだけど……」
サーバル
「ガイドさんだからね。
 気にせず続けて続けて!」
カラカル
「…………ええと、だから、私はサーバルに襲撃されたの。その
 上、私が楽しみしていたジャパリまんじゅうまで奪っていった
 のよ!」
サーバル
「え、ええ一一、そんなことやってないよっ!」
セルリアン
「ーーーー!!」
サーバル
「も一、このややこしい時に…
 トワ、ぱばっとやっつけちゃおう!」
セルリアン
「ーーーー!!」
パークガイド
「あれは……アカガウ!
 トワさん、要注意セルリアンです!
 気をつけてください!」

12-ミステリーだよ


パークガイド
「確かに、サーバルさんに襲われた、のでしょうか?」
カラカル
「ええ。突然の出来事だったけど、あの大きな耳、間違いないわ」
サーバル
「ねえねえ、トワ。
 なんだか、ミステリー小説みたいだねえ」
カラカル
「あ、ん、た、が犯人だって言ってんのに楽しそうにしてるんじゃ
 ないのっ!」
サーバル
「ううう、違うのにい〜」
パークガイド
「うーん、それはもしかして偽サーバルさん、だったのではない
 でしょうか?」
サーバル
「偽サーバル、って私たちがトワと出会った時に現れた、私そっ
 くりのセルリアンのこと?」
パークガイド
「はい。そうであれば説明がつくのではないかな、と」
カラカル
「そんな話、信じろっていうの……?」
パークガイド
「いえ……信じられないお気持ちは分かりますが……」
パークガイド
「はぁ…これは、偽サーバルさんを捕まえて、証明するしか無
 さそうですね」
サーバル
「トワさん、まずは力ラカルさんが襲われたという現場まで行っ
 てみませんか?」

13-不服だよ!


パークガイド
「ここが、力ラカルさんが偽サーバルさんに襲われたところです
 ね」
カラカル
「私が、“サーバル”に襲われたところね」
サーバル
「力ラカルは、たまに私にすこぶる厳し一」
カラカル
「っていうか、さっき聞いた服に醤油をこぼしたことや、
 本にケーキを落としたって件も忘れてないからね」
サーバル
「ちゃんと謝ろうと思ってたんだよ一!」
パークガイド
「この足跡……。サーバルさんのものに似てますね。
 あちらの方へ向かっている……」
サーバル
「この方角は、森林エリアの方だね」
パークガイド
「森の中に入られては見つけるのが困難になってしまうかもしれ
 ません。トワさん、急ぎましょう!」
カラカル
「……なんか、手が込んでるわね」


ーーーーーーーー

サーバル
「力ラカルは、まだ私のニセモノが居るって信じてくれないんだ
 よね?トモダチに信用されないのって悲しいよう〜」
カラカル
「サーバルのジャパリまんじゅうにかける情熱への信用は、
 より強固になったけどね」
サーバル
「そこは信用しなくていいよっ!
 というか、私が猛烈な食いしん坊みたいになってる!?ふ、
 不服だよ!!」

14-サーバルの耳は地獄耳


サーバル
「うう、なぜか私が不名誉な食いしん坊キャラに認定されようと
 してるぅ……」
パークガイド
「足跡が途切れてしまいました……。
 川を渡られてしまうとお手上げですね……」
カラカル
「ふうん、茶番はこれでおしまい?」
サーバル
「ううう、このままじゃ私のイメージは荒々しくも猛々しい食い
 しん坊にぃ……ん?」
サーバル
「……ん一。
 この足音、聞いたことがあるよ……」
パークガイド
「え?私たちには何も聞こえませんが……。
 あ、そうか」
パークガイド
「トワさん。サーバルさんの耳Iは他のネコ科の方と比べ非常に大
 きく、とても敏感なのです」
パークガイド
「土の中にいるものの動きまで分かると言われているほどなんで
 すよ!」
サーバル
「皆、こっちだよ!」

15-不思議な人


「〜カラカルの日記〜
 0月×日、私の優雅なお昼寝タイムをぶち壊し、ジャパリまん
 じゅうを奪って逃げたサーバルが、のこのこと姿を現した」
「サーバルが言うには、私を襲ったのは“偽サーバル”らしい。
 バ力バ力しい話だわ」
「でも、一緒にいるトワの一生懸命な姿を見ていると、なんだか
 信用しても良い気がしてくる.・・.・・不思議なお客さんね」

カラカル
「トワって、不思議な感じよね.
 妙な安心感があるっていうか……」
パークガイド
「ふふ、ジャパリパークに招待されるほどの方ですからね」
カラカル
「うーん、そういうものなのかしら」
サーバル
「皆、ニセモノはこっちの方みたいだよ一」

ーーーーーーーー

???
「トワたちを先回りしようと思ったら、妙なものに出会えたわね」
偽サーバル
「……イカナクテハ」
???
「あっ、待ちなさい!
 ……逃げられたわ。あのセルリアンのことは報告すべき、よね」

16-サーバルの決意


パークガイド
「それにしても、偽サーバルさんが他の方まで襲うなんて……
 一応、管理センターには報告していますが、心配ですね」
カラカル
「……ガイドさんまでサーバルをかばって変な芝居を……」
パークガイド
「いえ、そういうわけではなくですね……」
パークガイド
「はあ、困りましたね。
 もし、偽サーバルさんが見つからなかったら、サーバルさんの
 疑いを晴らすのは難しそうです……」
サーバル
「あぅ……でも、見つからなかったとしても私は諦めないよ。だ
 って、力ラカルはトモダチだもん。今は駄目でも、いつか分か
 ってもらえるはずだよ……」
サーバル
「それにーニセモノは絶対に見つけるよ。
 そうしないと力ラカルが安心してお昼寝できないからねっ!」
パークガイド
「サーバルさん……。
 分かりました!私たちも全力で応援しますよ!」
カラカル
「なにをこそこそと……。
 って、そんなことより、セルリアンが来るわよ!」

17-カラカルの趣味……


カラカル
「実を言えば、まんじゅうの事はそれほど怒ってないのよね」
カラカル
「問題は、そっくりのニセモノのせいだとか
 分かりやすい嘘までついてごまかそうとしてることよ」
パークガイド
「ああ、やっぱり偽サーバルさんの件は信じてもらえないですか」
カラカル
「だって、ねえ?
 あんなオモシ口可愛い子が、もう一人いるなんて素晴らしい話、
 信じたいけど信じられるわけないでしょう」
パークガイド
「力ラカルさん……?」

サーバル
「トワー
 さっきはああ言ったけど、本当にニセモノが見つからないで力
 ラカルに嫌われっぱなしになったら、どうしよう?」
サーバル
「うにゃ、あ、あ、あ、想像したら、とっても哀しくなってき
 よう〜〜〜〜」
カラカル
「ああいうサーバルを見ていると、なんていうか……とても癒さ
 れるわ」
パークガイド
「ああ、色々なことはともかくとして……力ラカルさんは、サー
 バルさんをからかうのが好きなんですね」

ーーーーーーーー

偽サーバル
「ー……ッ!?」
???
「私が作った特製の接着剤『ひっつキング』はどう?
 足止めさせてもらうわよ。
 トワを助けるのが私の使命だから」
偽サーバル
「……イカナクテハ」
???
「っ、逃げられたわね……。まあ、即席で作ったものとしては、
 あの程度の効果でも満足すべきかしら。少しは足止めできたみ
 たいだし」

18-ニセモノ発見

サーバル
「ニセモノとの距離は確実に縮まってるよ!」
パークガイド
「トワさん。
 偽サーバルさんは強い力を持っています。
 今のうちに、フレンズを鍛えておきましょう」
サーバル
「これまでクリアしたクエストを繰り返して経験を積むのもあり
 だね」
偽サーバル
「--!!」

カラカル
「あ……あれって、まさか……」
サーバル
「居た一一!」
パークガイド
「トワさん!
 セルリアンを撃退して、追いつきましょう!」

19-追い詰めたよ!


サーバル
「ようやく追いついたよ!
 私のニセモノなセルリアン!」
カラカル
「本当に、サーバルそっくりのセルリアンが……」
パークガイド
「見てください!
 偽サーバルさんの口元!」
サーバル
「あ、アンコがついてる!
 ジャパリまんじゅうを食べたんだね!くそう、くそう! 」
カラカル
「なんで、あんたが悔しがるのよ」
偽サーバル
「…………マンジュー?」
サーバル
「美味しかった!?私に濡れ衣を着せて食べた、おまんじゅう
 は!?
 もう、せめて感想でも聞かなきゃおさまりがつかないよ!」
パークガイド
「サーバルさんは、時々よくわからないですね」
偽サーバル
「……マンジュー。オイシカッタ……?」
セルリアン
「ーー!!」
パークガイド
「トワさん。セルリアンを撃退しましょう!
パークガイド
「私は、眼鏡の解析ツールで偽サーバルさんの解析を試みてみま
 す!」

20-決戦、偽サーバル!

サーバル
「ガイドさん、偽サーバルの解析結果はどう?」
パークガイド
「うーん…………
 すみません、もう少しかかりそうです……。
 足止めをお願いします!」
サーバル
「時間稼ぎって、急に言われても……」
カラカル
「よくわからないけど、時問稼ぎならアレをやったら?
 ほら、いつだったか一人で創作してた『サーバル音頭』」
サーバル
「やってないよ!」
サーバル
「トワ!ガイドさん!
 私そんな激しくむなしい音頭を作ったことなんてないからね!」
偽サーバル
「イカナクテハ……
 ジャマスルモノ、ハイジョスル」
カラカル
「って、セルリアンと一緒に襲ってきたわ!?」
サーバル
「ニセモノのあなた。
 どんな事情があるかは分からないけど……私の大切なトモダチ
 は、傷つけさせないんだからっ!」

ーーーーーーーー

偽サーバル
「……ジョオウ……」
サーバル
「女王……?
 ねえ、えーと……ん一……私のニセモノのあなた。
 なんていう名前なの?呼び方が無いと不便だよ」
偽サーバル
「…………ナマエ?」
サーバル
「無いの?」
偽サーバル
「」
サーバル
「あ、 行っちゃった……」
パークガイド
「うーん……すみません。解析しきれませんでした……。
 一応、今まで取得できた情報は管理センターに送って、と……」
カラカル
「サーバル、ごめんね.信じてあげられなかったこと、どう謝っ
 たらいいか……」
サーバル
「ううん、分かってもらえて、これからも仲良くしてくれるなら
 十分だよ!」
カラカル
「ふふ、そっか。……でも、あの偽サーバル、今回みたいに事件
 を起こして、サーバルのせいになっちゃうことがまたあるかも」
サーバル
「うう、それは困るなあ……。
 悪い子じゃないと思うんだけど……」
カラカル
「トワ。
 私も、トワについていって良いかな?」
カラカル
「今回、トワにもお世話になったから、恩返しがしたいし。
 偽サーバルのことも放っておけないわ」
パークガイド
「もちろん!大歓迎です」
パークガイド
「ふふ、トワさん。一時はどうなることかと思いましたが、素敵
 な“フレンズ”が増えましたね!」
パークガイド
「この調子でたくさんのアニマルガールと友好を深めていきましょ
 う!」


「〜ミライ(パークガイド)の日記〜
 こうしてーートワさんは、無事、力ラカルさんの誤解を解くこ
 とができました」
「そして、私たちは、新たに力ラカルさんを旅の仲問に加え、逃
 げた偽サーノUレさんを追って森林エリアへ向かうことになった
 のでした」


力ラカルが仲問になりました!
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